書籍紹介③ ~無印良品のデザイン2~

本日ご紹介する本は、「無印良品のデザイン2」です。

2ということなので、1もあるのですが、そちらは今後ご紹介しようと思います。

無印良品と言えばだれもがデザイン性が素晴らしいことは認めるところだと思いますが、この本を読めば、その裏にはあくなきまでの「進化」に対する努力があると理解できます。

例えば商品でも、売れているからいうことで放置し続けることはなく、売れているからこそ更に良いもの、使いやすく、品質が良く、お手頃ものに進化させようと常に改良を加えている。人をダメにするソファとして有名な「体にフィットするソファ」「脚付きマットレス」など、長年無印良品のアイコン的商品も、一見変化がないように見えるが、確実に年々進化、改善が加えられている。他にもオフィス、店舗デザイン、人材育成、ホテル事業への進出など、新しいことにもどんどん挑戦し、根幹としての無印良品ブランドはしっかりぶれることなく、それでいてそのブランド力に胡坐をかくことなく進化し続ける会社としての真摯な姿勢を学べるこの本は、無印良品ファンならもちろん、そうではない方にも一読の価値がある一冊です。